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コンサルティング業に向いている人・向いていない人の特徴とは?【元経営コンサルが語る】

コンサルティング業界に転職しようか悩んでいます。
悩みの一番の理由は、自分が本当にコンサル業に向いているのかどうか、いまいち自信が持てないからです。
お気持ち、分かります。
新卒で某大手コンサル会社に入社し10年勤務した私が、”こういう人はコンサル業に向いているな”といった特徴を解説していきたいと思います。
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この記事はこんな方におすすめです!

  • 転職先(あるいは新卒入社先)としてコンサル業界を検討している
  • 自分が本当にコンサル業に向いているか知りたい
  • どういったスキルや考え方がコンサル業では必要とされるか知りたい

 

それではまず結論からお話しますね。
私の考える"コンサルティング業に向いている人"の本質は、以下の3つの特徴を”楽しんで実践できる人” です。

裏を返せば、2つ以上 違うなぁと思うものがあれば、あまり向いていないかもしれません。

  1. 論理的思考を実践することができる人
  2. 主体的なコミュニケーションで人を動かすことができる人
  3. 常に学習しつづけ、変化に対応できる人

それでは順番に解説していきます。

1 論理的思考を実践することができる人

俗に言うロジカルシンキングというやつです。
これはコンサルティング業界を少しでも意識したことがある方なら、聴き慣れた言葉ではないでしょうか?

コンサルティング会社は、雑に言えば、クライアントが抱えるている問題の核心を特定し、解決することで報酬をいただくビジネスです。

ここでは、”なぜ論理的思考が必要なのか”という点について、コンサル業の本質である

  1. 問題”特定”の場面において
  2. 問題”解決”の場面において

の2つの観点から解説します。

 

問題”特定”における論理的思考の役割

コンサルに仕事を依頼してくる企業の多くは「漠然とした問題意識」を持っていることが多いです。

例えば、

  • とにかく最近人件費が増加してきており、会社の利益を圧迫している。なんとか利益を立て直したい。
  • 同業他社のなかで自社がどのような位置にいるのか、よくわかっていない。大きな遅れを取りたくない。
  • 5年後には売り上げを〇〇倍に伸ばしたいが、どうすればいいのかわからない。

など。

これらの課題は、まだ、課題としても十分に検討がなされているとは言えません

本当は何が問題なのか? がはっきりしないからです。

つまり、どうなりたいか、そして、なりたい状態と現在とのギャップは何か、そのギャップを埋めるために取れる対策とそれを阻む要因は何かが明らかになっていない ということです。

ここで、どうなりたいか と なりたい状態と現在とのギャップ が明確に定義されていないと、”解決すべき課題”という土台を作ることができないのです。

例えば、先に挙げたなかで

  • とにかく最近人件費が増加してきており、会社の利益を圧迫している。なんとか利益を立て直したい。

であれば、まず「あるべき会社の利益額」を定義します。仮にこれが5000万円であったとしましょう。

それが、現在は利益が3000万円であれば、3000万と5000万の差分がなりたい状態と現在とのギャップと言えます。

ここでクライアントからは「人件費」という言葉が出てきていますが、この時点ではまだ人件費が本当に解決すべき課題なのかは明確ではありません

本来、利益額はざっくりとした計算でいえば、売上金額から販売にかかった諸費用や固定費を差し引いて残る金額です。

そのうち、「どの部分のコストを改善すれば目標の利益を達成できるのか」という視点から始める必要があります。

仮に人件費の増加が事実であったとしても、それは売り上げ増加のために必要な投資で、削るべきではない可能性もあります。

 

ここで整理すると、問題特定のアプローチとしては以下のステップを踏む必要があります

step
1

なりたい姿の定義

step
2

なりたい姿と現状(あるいは近未来の予測)との差分を把握

step
3

差分が発生しうる要素を漏れなく列挙

step
4

要素を評価(=なにに本当に着手すべきか分析する)し、改善すべき課題(要素)を決定

これらのステップを感情論抜きに真面目に進めてこそ、問題解決をすすめることができます

ここで、ステップ3の「差分が発生しうる要素を漏れなく列挙」や、ステップ4の「要素の評価と決定」において、ロジカルシンキングが最も効果を発揮します。

ロジカルシンキングそのものは別の記事で解説する予定ですが、以上が問題”特定”における論理的思考の必要性の説明です。

 

問題”解決”における論理的思考の役割

さて、前述の問題特定のステップで、注力すべき課題を決めることができたとしましょう。

次は、課題を解決するためのアクション(施策)を決め、実践に移していくというに流れになります。

このステップにおいても、やはり論理的思考を用いて、とるべきアクションを決定していくのです。

例えば、先の例で目的の利益額を達成するための施策が以下であったと仮定します。

  • 売上の増加(1000万 増加)
  • 固定費の削減(200万 減少)

売上を増加させるために以下の順番で考えています。

step
1

売上の増加を達成するためのアクションを網羅的に列挙する

step
2

列挙したアクションを評価する

step
3

問題解決における具体的アクションを決定する

詳しいやり方は、実際のシーンをイメージしたトレーニングは別の記事で書こうと思っていますが、
基本的には上記のような流れで実際のコンサルティングを現場で行なっていくのは事実です

そして、これらの一つ一つのステップをスピーディーにかつ、網羅的に、かつ、説得力のある形で進めていく力ことが、
論理的思考力といっても過言ではありません。

特にコンサルタントは、知識では上回れないクライアントに対して価値を提供する必要があるため、事業会社よりもっともっと論理的思考による高品質でスピーディーなアウトプットが求められるというわけです。

 

ロジカルシンキングは鍛えられるの?

では、ロジカルシンキングは鍛えられのか気になる人も多いと思います。

特に、あまり得意じゃないかもと思っている人。

結論からいうと、はじめから得意な人はいますが、後からでも身に付けられる力です。

ではどうやって鍛えるかですが、一番手っ取り早いのが”良書から学ぶ”です。

ロジカルシンキングを鍛える方法は別途記事を書こうと思っていますが、まずは誰もが良書と称える以下の本をお勧めします。
必要な考え方が無駄なく詰まっていて、まずはじめに学ぶべき一冊と言えるでしょう。

どんな職業の方にも通じる、基本であり、根本を学べますよ!

 

2 主体的なコミュニケーションで人を動かすことができる人

コンサルタントは変革を計画するだけでなく、具体的な施策を関係者と合意し、実際に改革を導入(推進)する必要があります

そして、クライアントは自社だけで大きな変化を推し進めることが難しいから、コンサルタントに依頼しているのです。

例えば、つぎのような施策を実施するとなった場合、簡単に進められるイメージがもてますでしょうか?

  • 商品開発力の競合優位性を強めるために、人事制度と組織を大幅に改革する
  • 固定費の削減のため、間接部門の人数を20%減する
  • 競合他社がまだ進めていない事業領域に数十人の人員を投入し、新規事業の急速な展開を進める

大企業であればあるほど、関係者や経営層に改革の必要性を納得してもらうために時間を割く必要があり
また、社員のモチベーションを保ったままに改革を推進するには、伝え方や進める順序を慎重に検討する必要があります

これらをクライアントのチームと二人三脚で進められてこそ、プロのコンサルタントです。

真実をただただロジカルに伝えれば、人が納得するかというと、もちろんNOです。

改革の目的や内容、ステップをいかに受け入れられやすい形で伝えるか、また、改革側に引き込むメンバーの選定と、メンバーの有効な使い方を慎重かつ大胆に企画し、巻き込んで、変革の渦を大きくしていくのです。

また、クライアントだけでなくコンサルタントのチームのマネジメント力が求められることは言うまでもありません。

まとめると、ハード(ロジック、事実)な引き出しとソフト(人情や感情、ユーモアなど)な引き出しを両方上手に使い分けて、
クライアントもチームメンバーも巻き込んで進めていく力のある人
が、コンサルタントとして活躍しやすい人です。

 

3 常に学習し続け、変化に対応できる人(アウトプットできる)人

最後は、もうタイトルの通りですね。

コンサルタントとして活躍し”続ける”には、常に変化に対して1、2歩先の未来を照らし続ける存在でなくてはいけません。

ぶっちゃけて言うと、何らかの専門的な知識があれば数年くらいなら、その知識である程度仕事をうまく進めることはできるかもしれません。
ただ、時代は物凄いスピードで変化しており、どのような知見も数年もすれば陳腐化してしまう可能性が高いです

例えば、あなたが物流業に詳しかったとして、しばらくはその専門知識によってある程度クライアントに貢献できると思いますが、デジタル機器の導入や、マーケットの変化、物流における常識の変化は目まぐるしく、5年もすれば物流の常識は変わってしまっていると考えてもいいでしょう。

ではどうすればいいか。

常に学び続け、考え続けて、自分を成長させ続けなければいけません

メディアや本、雑誌などから情報を得ることももちろんですが、新たな技術を自ら体験したり、成長企業の戦略を学んだり、と無限に学習すべき内容はあり、これらのインプットを日々のコンサル業の中でアウトプットに変えていくことができる力がコンサルタントには求められます。

トップコンサルタントと言われる人はこれらの学習が習慣化しており、常に新たな知識を吸収しています。

そしてトップコンサルタントは、自身のモチベーションコントロールがとても上手です。

モチベーションコントールの方法について、以下の記事でまとめいますのでご興味があれば読んでみてください。

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コンサルに向いている人 まとめ

いかがでしたでしょうか?

もう一度、結論をまとめると、
コンサルタントに向いている人は以下のことを楽しんで実践できる人と言えると思います。

  1. 論理的思考を実践することができる人
  2. 主体的なコミュニケーションで人を動かすことができる人
  3. 常に学習しつつけ、変化に対応できる(アウトプットできる)人

どうですか? あなたはいくつ当てはまりますか?

全てとは言わないまでも、これらのうち2つ以上当てはまらないものがある人は、コンサル業の厳しい壁にぶち当たる日が来るでしょう。
でも、そこで立ち止まらず、成長できればきっと大丈夫です。

以上、MakiMakiでした!!

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