京大卒・元経営コンサルの人生を豊かにするブログ

Work Life MakiMaki

コンサル一般

コンサルタントの仕事は”きつい”のか?【経営コンサル10年が実情を語る】

コンサルティング業界に就職しようか迷っていますが、よく経営コンサルタントの仕事は相当"きつい"という噂があります。
実際のところ、どうなんでしょうか?

この記事ではこんな疑問に答えます。

実際、一言で経営コンサルタントといっても、仕事内容は千差万別です。

  • クライアント企業のスタンスやリソース
  • コンサル企業内のリソース
  • プロジェクト規模/スケジュール
  • プロジェクトの難易度
  • あなたの役割・ランク(メンバーなのか、リーダーなのか、何を期待されているのか)
  • 社内の知見の有無

など、状況によって仕事の難易度や、その難しさの種類が異なります。

そして、あなた自身の心構えによって、”きつい”と感じるか、”難しいけれどやりがいがある”と感じるか変わってくるでしょう。

ただ、シンプルに「コンサルは”きつい”」のか? と問われれば、私はこう答えます。

「ほぼ全員が”きつい”と感じるでしょう」と。

 

この記事では、”非管理職のコンサルタントになった人”を想定し、

  • コンサルタントにとって、仕事がきついと感じるパターン
    1. 上司が”きつい”
    2. 同僚が”きつい”
    3. 仕事量が”きつい”
    4. 仕事の内容が”きつい”
  • ”きつい”状況を回避する方法

を説明していきます。

この記事を読めば、コンサルタントになるための心の準備と、きつい状況を回避する準備をすることができます

 

記事の信頼性

このサイトの著者である私は、経営コンサルタントとして10年間勤務してきました。
自分の体験談や上司・同僚・後輩が苦労していたことなどのリアルな体験をベースに記事を書いています。

 

補足情報

この記事はこれからコンサルタントになる人(なったばかりの人)に向けて書いています。
現在、すでにコンサルタントで、「仕事きついなぁ」を思っている人には以下の記事が参考になれば幸いです。

 

コンサルタントにとって、仕事がきついと感じるパターン

コンサルタントの仕事は”きつい”のか?【経営コンサル10年が実情を語る】

1. 上司が”きつい”

上司にもいろいろなタイプがいますが、よくコンサル会社にいる上司は、

  • 迅速な報告・連絡・相談を要求する
  • すべての判断・提案にロジカルシンキングが徹底されていること
  • タスク・アクションの目的明確化(どのアウトプットのための作業か)
  • タスク・アクションの徹底した優先順位付け
  • 簡潔で目的とメッセージの明確なプレゼンテーション・資料作り
  • 過程ではなく結果にこだわる姿勢

を部下に求めます。

いずれも社会人としては共通の内容かもしれませんが、コンサル会社の場合は、より徹底しています。

まだ仕事で使われている言葉の意味も、背景知識もままならない状態でも、ハイレベルにタスクを遂行することを期待されます。

そのため、多くの新しいことを覚えなければならないなかで、適切にホウレンソウを行い、ロジカルに説明でき、タスクの目的と優先度が明確に、、となると、なかなかしんどいのが現実です。😅

 

”きつい”状況を回避するには?

1. こまめに、かつ、端的にホウレンソウを徹底する

「少し頻繁すぎるかな」と思うくらいに報告・連絡・相談をするようにしましょう

上司によっては好みの頻度があるので、まずは頻繁に会話し、徐々に調整していくのがベストです。

また報告・連絡・相談をする際、気をつけて欲しいのが”話し方”です。

たとえば、

「提案資料をつくってみたのですが、冒頭のところまでは上手く書けたのですが、最後のメッセージのスライドへのつながりがどうしてもうまくできません。
 いくつか自分でも考えてみたのですが、どれもしっくりこなかったです。
 どうしたらいいでしょうか?」

このような会話になっていませんか?

小説を書いているわけではないので、上司の時間を奪うホウレンソウは、できる限り端的に行いましょう

理想的なホウレンソウの構成

  1. まず、報告なのか、連絡なのか、相談なのかを述べる
  2. 次に、要点を端的に伝え、上司に求めるアクションを明確にする
    (アクション➡️ 助言が欲しい、過去の資料を見せて欲しい、情報共有のみのためアクション不要 など)
  3. 必要に応じで、自分の検討プロセスなどの補足情報を付け加える

例えば、以下のように話してみてください。

「提案資料の構成について、ご相談させていただきたいです。
 冒頭の始まりかただと、最後のメッセージに繋ぐロジックに無理がでると考えます。
冒頭を変えるか、ストーリーを作り上げるかのいずれかですが、〇〇さんはどちらがよいとお考えでしょうか。

当たり前のことですが、意外とできていない人が多いです。

このことはメールや電話でも同じです。

 

2. 仕事の基本、タスク管理やロジカルシンキングを身につけておく

自身の仕事のタスク管理やロジカルシンキングを身につけておくことは、非常に有益です。

どれくらい有益かといえば、仕事の質・スピードの両面において絶大な差が出てきます

書籍等でまず基本の考え方を徹底的に理解し、実際の仕事の使うことで、”使える技術”に昇華しましょう

具体的な考え方は、以下に紹介する本の内容で網羅されています。

 

ロジカルシンキングについての書籍

知る人ぞ知る名著です。基本を抑えるにはこの1冊でしょう。

 

優先順位付けの重要性についての書籍

無駄なことではなく、本当に重要なことに最大のリソースを当てることの重要性が理解できます。

 

ゴールから逆算する、言葉の使い方、相手の期待値の把握 など仕事の基礎についての書籍

重要なエッセンスが非常によくまとまっています。一年目では無くても、読む価値ありまくりです。
正直、私が新人のときに読みたかった本です。笑

こちらの書籍は、今ならKindle Unlimited会員になれば”無料”で読めます!

>>Kindle Unlimited 30日間の無料体験に申し込む

 

2. 同僚が"きつい”

コンサルタントの仕事は”きつい”のか?【経営コンサル10年が実情を語る】

コンサル会社に入る同僚は、総じて優秀な人が多いです。

特に戦略コンサルファームになれば、高学歴、語学堪能、コミュニケーション能力も高いという人がゴロゴロいます。

そのため、優秀な人に同僚のなかで良い評価を得るのは簡単ではありません

では、どのようにすればそんな環境も楽しんで仕事に臨めるでしょうか。

 

”きつい”状況を回避するには?

1. 基本的なコンサルティングスキルは徹底的に鍛え上げる

まずは、同僚と比較されて減点されるようなポイントをできる限り減らす必要があります

あなたのできる範囲で、基本的なコンサルティングスキルや仕事のやり方を習得しておきましょう。

それを実行するには、上でも紹介しましたが、下記2冊を熟読し習得する必要があります。

 

2. 会計・IT・英語の資格等を取得し、実務に活かす

コンサルティングの仕事において、資格それ自体はあまり意味を持ちません。

ただ、業務時間外の時間を利用して、会計領域やIT領域、英会話等の学習を地道に進めておくことで、いつ来るかわからないチャンスも掴むことができるかもしれません。

学習のモチベーションを保つ意味で、ご自身の望むキャリアプランに沿った資格を選んで、取得してみるのは有効です。

知識は身に付くことで同僚を出し抜ける可能性があり、また、対外的な信頼も獲得できるので、一石二鳥です

同僚と差をつけていく方法もあります。

以下の記事を参考に、気になる資格を見つけてみてください。

コンサル業で役に立つ資格まとめ
コンサル業界で役に立つ資格まとめ【経営コンサル10年勤務が語る】

コンサル業界に就職しようと考えていますが、取得しておいた方がいい資格はありますか? あるいは、取得しておくことで役に立つ資格はありますか? この記事では、こんな疑問を解消します。 この記事ではコンサル ...

続きを見る

 

3. 自分の得意な分野に目を向け、それを伸ばす

よく「自分のできないところを治せ」というような指摘をする人がいますが、私の考えは違います。

自分のできないところを直すのは、本当に難しいし、大変なストレスです。

それよりも、自分の良いところをもっと磨いて、自分にしかできない仕事をできるようになったほうが、最終的な市場価値は高いです。

そして、なにより、その方が幸せですよね。

自分の得意分野を伸ばすことで、圧倒的な成果を出している山口真由さんの著書「天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある」は、特定分野で圧倒的な結果を残すための方法論が記載されています。

ご参考までに。

 

3. 仕事量が"きつい"

コンサルタントの仕事は”きつい”のか?【経営コンサル10年が実情を語る】

コンサルタントは大量のタスクをこなさなくてはいけません。

タスクに取り掛かっている間に、上司やクライアントから突然、別のタスクの依頼がくることも珍しくありません。

1つ1つを素早くこなしていけているのであれば問題ないのですが、遅れてくるとどんどんタスクが積み上がっていきます。

そして、そのプレッシャーにより、精神的に追い詰められていき、仕事にミスがでてしまい悪循環に陥ってしまうということもあります。

比較的給与水準の高い、コンサルティング業界では、普通以上のスピードと品質を常に求められているのです。

これは、正直、”きつい”と言わざるを得ません。

 

”きつい”状況を回避するには?

1. 集中力をキープする工夫をする

集中力を高くキープすることはプロフェッショナルな成果を残す上では、必須事項です。

ただ、集中力は気合だけでは絶対にコントロールできません。

具体的には少なくとも以下のことを徹底する必要があります。

1つでも今できていないものがあれば、今すぐ仕事のスタイルを改めましょう。

  • 十分な睡眠をとる
  • 食事を適量に抑える
  • タスクの細分化によるモチベーションコントロール
  • 不安は全てリスト化して書き出す
  • カフェインを摂取する(コーヒーなど)
  • タバコはやめる(可能な範囲で)

最高の集中力を発揮するための工夫は鈴木祐さんの「ヤバい集中力」という書籍が最高です。

詳しく知りたい方、今すぐ買いましょう。一生モノの集中力管理スキルが身につきます

 

 

2. できないことを「できる」と言わない

例えばあなたが、急に上司に以下のように言われたらどうしますか?

上司

〇〇社からきている質問があるから、回答を資料にまとめておいて欲しい。明日の15時までにはみたい。

ただし、あなたは別件で同じクライアントの競合調査を進めており、それが終わるのは早くて今日の深夜

明日の午前中は会議の議事録をとるため、自分の作業をする時間がとれないとします。

なにも考えず「はい、分かりました!」などと、仕事の安請け合いを絶対にしては行けません

できそうもない事を「やります」と言ってしまうのは、無責任です。

こういう場合は、以下の選択肢のいずれかを行って、あなたのキャパシティと上司の期待値をコントロールしましょう。

  • 期限までに取りかからなければならないタスク(競合調査、議事録)より優先してよいか確認
    → OKであれば、どちらかを後回しにして(あるいは他の人にお願いして)以来の資料作成を行う
  • 明日の15時までという期限を、後ろにずらすことができないか確認
  • 上記どちらもNGであれば「タスクを実施する時間が十分に取れないため、期限までに行うことはできない」と明確に伝える

責任感の強い人が、このミスをやりがちですが、

気合で「できます!」という言う = 責任感がある

ということではありません。(確実に結果を出せるならOKですが)

気をつけましょう。

 

4. 仕事の内容が"きつい"

コンサルタントの仕事は”きつい”のか?【経営コンサル10年が実情を語る】

仕事をしていると、どうしても壁にぶつかる瞬間が出てきます。

いくら考えても、よい案が思い浮かばないような状態。

例えば、渾身のプレゼンテーションがクライアントに刺さらず、別の案の提案をし直す場面など、もう一度ゼロから考え直さなければいけない。でも、なかなか良い案が出てこない。。。

このように、いいアイデアが思い浮かばず「時間は経過しても成果を出せない状態」は、とても精神的に”きつい”です。

 

”きつい”状況を回避するには?

1. 10分考えて何も進まなかったら「もう自分一人ではすすめられない」と考える

コンサルタントは時間単価の非常に高い職業です。

数時間もなんの成果もないまま考え続けるといったような無駄の多い働きかたは、期待されていません。

もしあなたが、10分間真剣に考えて、それでもなんの進捗もないような場合、何かが”足りない”と判断しましょう

そして、一人で考えるのではなく、具体的なアクションをとりましょう。

  • インプットすべき情報が足りない
    ➡️ 情報収集に時間を使う
  • ゴールに対する理解が足りない
    ➡️ クライアントや上司と目指すべきゴールについて認識合わせを行う
  • 前提に対する理解が足りない
    ➡️ 何を前提(固定要素)とし、何を変えうるもの(変動要素)と捉えるか、クライアントや上司と再確認する
  • 何かが足りないわけではないがとにかく行き詰まっている(単純にアイデアがでない)
    ➡️ 過去事例を参考にする or  上司に「行き詰まってしまっている。アドバイスが欲しい。」と相談する

 

2. 水平思考(ラテラルシンキング)を実践する

コンサルタントはロジカルシンキングを非常に重要視します。

ただし、ロジカルシンキングは物事を分析したり、結論を導き出すことには非常に役立ちます。

ただ、ロジカルシンキングには弱点があります

実は、前提を疑い、新しいアイデアを考えつくような思考にはあまり向いていないのです。

そこで、水平思考(ラテラルシンキング)の手法が有効です。

  • 前提を疑ってみる
  • 考えていることの中心 → 抽象化 → 具体化(新たなアイデア)
  • 偶然の発見や偶然の一致を大切にする(セレンピディティ)

上記を水平思考を実践することで、今考えていることの深堀りではなく、思わぬ抜け道や近道を発見することができるかもしれません。

具体的な解説や実際に使用する例など、詳しくは以下著書に記載されています。

「アイデア出しが苦手だな」と思う方は、一度読んでみる価値はあるでしょう。

 

こちらの書籍は、今ならKindle Unlimited会員になれば”無料”で読めます!

>>Kindle Unlimited 30日間の無料体験に申し込む

 

まとめ

いろいろとコンサルタントの仕事の大変さを語ってきましたが、多くは、コンサルタントに限ったことではありません。

どんな仕事であっても通用する、普遍的なスキルなので、是非是非、できるところから自己研鑽をしていきましょう。

また、そもそも自分がコンサルタントに向いているかどうか不安な方は、向いている人・向いていない人の特徴をまとめていますので、参考にしていただければ幸いです。

コンサルティング業に向いている人・向いていない人の特徴とは?【元経営コンサルが語る】

コンサルティング業界に転職しようか悩んでいます。 悩みの一番の理由は、自分が本当にコンサル業に向いているのかどうか、いまいち自信が持てないからです。 お気持ち、分かります。 新卒で某大手コンサル会社に ...

続きを見る

以上、MakiMakiでした!

 

参考記事

⬇️企業がコンサル会社を利用する本質的な理由をまとめています⬇️

なぜ企業はコンサルを雇うのか
なぜ企業はコンサルを雇うのか?【経営コンサル10年勤務の筆者が語る】

コンサルティング業界は企業の経営改革のお手伝いをするんですよね? でもなんで、企業は高いお金を支払ってまでコンサルティング会社に何かをお願いするのか不思議でしょうがないんだ? 自分たちでやればいいんじ ...

続きを見る

 

 

 

 

-コンサル一般

Copyright© Work Life MakiMaki , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.